2024年11月から再放送中のNHK朝ドラ・連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」ヒロインの上白石萌音さんが演じる橘安子の恋のお相手、松村北斗さんが演じる雉真稔雉真繊維(きじませんい)のモデルとは?カムカムエブリバディ」の学生服の雉真繊維にモデルは岡山の会社カンコーなのか?ご紹介します。
カムカムエヴリバディの学生服が話題の雉真【きじま】繊維とは?戦争に入ると軍服で儲かる?
「カムカムエヴリバディ」の雉真繊維は、ヒロイン橘安子(上白石萌音)の恋の相手・雉真稔(松村北斗)の父親、雉真千吉(段田安則)が築き上げた会社。
本日より、いよいよこちらのお三方が登場です🖤🍋🌈
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安子は1925年、和菓子屋「たちばな」の看板娘として生まれ、あんこの甘い香りと温かい家族に囲まれ幸せに暮らしていました。
安子の実家の和菓子屋のモデルについては、以下の記事でご紹介しています。
子役時代の安子のキャストについては、以下の記事でご紹介しています。
カムカムエヴリバディ安子の子役は網本唯舞葵!現在の活動とは?
安子が14歳になったとき、ウットリするようなイケメン・雉真稔(松村北斗)と出会います。
稔さん、きのうおはぎ食べてましたね🍳#松村北斗 さん、最初の感覚を大事にするために、事前の試食なし!本番ではじめて「たちばな」のおはぎを食べたそうです。
「やっと食べられた〜」と、本番後は3個も食べちゃったそうですよ😋#カムカムモグモグ #和菓子 #朝ドラ #カムカム pic.twitter.com/chpOXQoWXC
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稔の弟、雉真勇(村上虹郎)は安子の同級生で、甲子園を目指す野球少年。安子に気があるようで、稔と安子の仲が気に入らない様子。
思わぬ三角関係になってしまう展開です。
【スマホで試し見】
YouTubeで #松村北斗 さん( #SixTONES )、#村上虹郎 さんの初登場シーンが見られます。
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そんな雉真家はとっても大きなお屋敷で、父親の千吉(段田安則)が足袋の製造から始め、学生服を広く手掛けるようになり大きくなりました。
その品質の良さが軍にも買われ、今後さらに拡大していくようです。
雉真繊維は帝国軍人の神田中佐(武井壮)に認められていて、千吉は稔を次期後継者として紹介しました。
稔さんの父・千吉さんが事業への力添えをお願いしているのは、帝国軍人の神田中佐。#武井壮 さん!見慣れたお姿とはまた違って、かっこいいですね…#朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/U7XgU2IACu
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年が明けると安子は16歳になるので、時代は1941年ころ。このころから終戦の1945年にかけ、戦争が激しさを増していきます。
軍服の注文が入るということは、雉真繊維も工場の拡大が必要となりそうです。
一方安子は長男の算太(濱田岳)が借金取りに追われるなど勝手気ままに暮らしていて、父の金太(甲本雅裕)から勘当されてしまいます。
しかも戦争により砂糖が配給制になり、たちばなのお菓子作りもままならない状況。金太はたちばなを安子に継いでもらいたいため、砂糖会社の次男坊を婿にもらいたいと思っています。
雉真繊維を継ぐ稔と、たちばなを継ぐことを望まれた安子。ふたりの恋はどうなってしまうのでしょうか?
ふたりとも、うれしそうに読んでます😊
離れているけど、近くに感じる時間です。。時間をかけてポストに届くあのひとの文字。。キュンキュンキュンです。。#上白石萌音 #松村北斗 #文通 #朝ドラ #カムカム pic.twitter.com/S1OkdsTlgw
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という朝ドラ「カムカムエヴリバディ」ですが、雉真繊維は足袋の製造から始まり、学生服を手掛けるようになりました。
そして軍服でさらに事業を拡大しようとしています。
さて、モデルとなるのはカンコー学生服なのでしょうか?
カムカムエヴリバディきじま繊維モデルは?学生服の岡山の会社でカンコー?
「カムカムエヴリバディ」で学生服の会社の雉真【きじま】繊維のモデルは正確にはわかっていません。
ドラマが完全オリジナルで、ヒロインたちにもモデルはいないようで、オリジナルキャラクターです。
以下の記事でモデルについて、ご紹介しています。
【カムカムエヴリバディ】モデルは誰?安子などヒロインは実在?
なので雉真繊維もオリジナルの可能性が高いと思われますが、参考にした学生服の会社はいくつかあるのでは?と思います。
モデルとなりそうな岡山の学生服の会社をいくつかご紹介します。
カンコーなど学生服のモデル候補まとめ
◆カンコー学生服:1854年綿糸の卸業として創業
◆日本被服:1863年足袋の製造から始める
◆明石スクールユニフォームカンパニー(富士ヨット学生服):1865年真田紐類の製造業として創業
◆トンボ学生服:1876年足袋の製造から始める
◆小野藤(LOOK学生服):1892年足袋の製造販売業として創業
ビッグジョン:1940年縫製業として創業
場所から学生服のモデルを考察
「カムカムエヴリバディ」の現在の舞台は岡山。たちばなは岡山の商店街にある和菓子屋です。
雉真家がどこかは明確にされていませんが、安子は勇の小学校の同級生で、お店から安子が自転車で配達できる距離なので、そんなに遠くはないでしょう。
この岡山の商店街も架空のものですが、岡山城と岡山駅の中間くらい、という設定になっています。
現在ならこのあたり。
岡山中央警察署 柳川交番のあたりが中間地点だと思います。この電車通りが商店街の設定かもしれませんね。
このあたりに雉真繊維もある、という設定になります。創業した場所がわかるものがこちら。
◆トンボ:玉野市
◆カンコー:倉敷市
◆ビッグジョン:児島
◆日本被服:倉敷市
◆小野藤:野田屋町
児島と玉野市は海側なので、岡山市からはちょっと遠いです。倉敷市もそんなに遠くないですが、小野藤の創業場所である野田町は、まさにドンピシャな場所にあります!
柳川交番や電車通りのある地域です。場所からみると、小野藤が一番モデルに近いです(≧∇≦)
創業年から学生服のモデルを考察
千吉が足袋の製造から始めた雉真繊維。次男の勇は安子と同い年なので1925年生まれです。
稔が少し上なので1922年ころの生まれでしょうか。もし千吉がこのころに起業していれば、1920年代の創業となります。
長男が生まれたとき、千吉は20代くらい?そうなると1900年以前の企業というのは考えられません。
1900年以降に創業したのはビッグジョンのみ。ということで、創業年からみるとビッグジョンが一番モデルに近いです!
製造したものから学生服のモデルを考察
雉真千吉は足袋の製造から始め、学生服、そして軍服へと拡張していきます。
トンボは足袋の製造から始まり、1930年から学生服を作量になり、その品質の高さから軍服も作るようになりました。
この流れは雉真繊維にかなり近いですね。流れでいえば、小野藤もかなり近いです。足袋の製造から始まり、需要が減ると学生服を製造しています。軍服を作ったかどうかはわかりませんでしたが、トンボの次にモデルに近いです。
カンコーと倉敷紡績は錦糸の卸業から始まっていて、富士ヨットは真田紐類の製造からスタート。ビッグジョンは縫製業から始まりました。
日本被服は足袋の染色から始まりました。そして学生服を作るようになり、1938年に軍服の指定工場となっています。
ということで、足袋から学生服、そして軍服という流れからみると、トンボが一番モデルに近く、次に小野藤と日本被服が近いです。
海外との取引から学生服のモデルを予想
稔は雉真繊維を海外と取引できる企業にするため、英語を勉強していました。
そこから考察すると、早くにアメリカとジーンズの取引があったビッグジョンがモデルに近いですね。
このようにいろいろな角度からモデルを考察してみましたが、一番モデルに近かったのは小野藤ではないでしょうか。
SNSなどでカンコー学生服がモデルでは?という声が多かったですが、意外とカンコー学生服はモデルと遠かったです(;^^)
ということで、雉真繊維のモデルに一番近かったのは、個人的には小野藤だと思います。
ですがほかの企業も参考にしていると考えられます。なにせ岡山にが学生服の会社が多い!
でもどうして多いのでしょうか?
カムカムエヴリバディ学生服の会社が岡山に多い理由とは?
「カムカムエヴリバディ」雉真繊維は工場でミシンを使い、学生服を製造しています。
稔さん…追ってきてくれていたなんて…
安子ちゃんの様子、気になっていたんですね。「何で泣いてるん?」
その言葉が、とってもやさしいです。。#松村北斗 #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/5hcbOzcggh
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雉真繊維は岡山にあるという設定ですが、岡山県では実際に日本の学生服の7割から8割くらい作られているそうです。
その理由が倉敷市の公式サイトにありました。
400年前まで、現在の倉敷市の平野部一帯は「吉備の穴海」と呼ばれる一面の海でした。
江戸時代から始まった干拓によって海は陸地になり、そこで塩分に強い綿やイ草などの作物が栽培されました。
それらを原料として倉敷の繊維産業は花開き、現在では製品出荷額日本一の「繊維のまち」になっています。
引用元 倉敷市公式サイト
元々海だったため土地に塩分があり、農作物が作れないため、塩分に強い綿花が育てられるようになりました。
さらに岡山県は温暖で雨が少ない地域。瀬戸内海に面した沿岸部は綿花の栽培に適していたのです。
そんな岡山で作られた面は、繊維が太く丈夫な生地が作れるため、丈夫さを求められる足袋の製造に適していました。
こうして岡山は足袋の生産が盛んになりますが、やがて服装は和装から洋装へと変化し、足袋の需要が減っていきます。
このころ多くの企業は、学生服や作業服などの製造に着手するようになり、1955年には全国の7割の学生服が児島産になりました。
岡山では学生服の歴史は100年以上も続けられています。太平洋戦争のときに生産が縮小しましたが、戦後の1947年からまた学生服の生産が再開。
高度経済成長も重なり、学生服の生産量はどんどん増えていきました。
「カムカムエヴリバディ」では雉真繊維の品質の高さが買われ、軍から軍服の発注が来ましたが、実際に岡山で学生服を作っていた会社も、軍服の指定工場になったりしています。
それを考えると、雉真繊維のモデルとなる企業は、廃業した企業も含めるとかなり多くなるのかもしれません。
ということで岡山は、綿花の生産が盛んだったことで、学生服生産のメッカとなりました!
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